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訴訟大国アメリカでの 【面白い裁判まとめ】 信じられない! 自分を訴えた人もいる!

 

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世の中には信じられないような訴訟があるのを知っていますか?「そんなことで訴えるの?」や「それで勝てるのか笑」などと思うかもしれないくらい驚きの訴訟をご紹介します。

 

 

 

 

お化け屋敷が怖すぎる!

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1998年、アメリカのフロリダ州在住のクリーンシ・ピータースがユニバーサル・スタジオを訴訟しました。

その内容は、テーマパークの中にあるお化け屋敷アトラクションのハロウィン・ホラー・ナイトが怖すぎた!というものでした。

 

ピータースさんは、あまりにもドキドキして出口近くで、チェーンソーを抱えたスタッフに追いかけられた時、恐怖のあまりパニックになり転んでしまったそう。

「ここで終わればまだよかったのだけど、スタッフは転んで倒れた私をなお怖がらせようと脅かしてきた」と主張し、彼女に精神的苦痛をもたらしたと言います。裁判になり、ピータースさんは1万5000ドル(約180万円)の慰謝料を得ました

 

自分からお化け屋敷に入っておきながら、慰謝料180万円を得るなんてお化けなんかよりよっぽど怖いですよね。

 

 

 

ここで驚くべき相手を訴訟した方をご紹介します。

自分を訴訟

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1995年、アメリカのヴァ―ジニア州のロバート・リー・ブロックさんはなんと自分自身を訴えました。

彼は「俺は外出して酒を飲んで酔って犯罪を犯し捕まった。ダメなとんでもない人間だ。自分の信条を破った。」と主張しており、自分を訴えた金額は500万ドル(約6億400万円)。

この訴訟の狙いは、訴えられた自分には500万ドルもの大金を支払う能力はない、それを州に建て替えさせようというものでした。

裁判官のレベッカ・スミスは7ページにも渡る長い手書きの訴訟に一通り目を通した後、「公民権訴訟に革新的なアプローチね」と皮肉をこめた賞賛をした後、それをぽいっと投げ捨てました。

 

なんともずる賢いやり方ですね。

 

 

 

皆さんはマクドナルドへいったことはありますか?仕事前にコーヒーを飲むという方もいるのではないでしょうか。そんなマクドナルドも驚くべき内容で訴訟されています。Wikipediaに「マクドナルド・コーヒー事件」という名で掲載されています。

コーヒーが熱すぎる!

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1992年2月、アメリカのニューメキシコ州アルバカーキマクドナルドで、ステラ・リーベックさん(当時79歳)とその孫がマクドナルドで朝食をドライブスルーで購入しました。

 

 

駐車場で停車しているときにコーヒーを膝の間に挟んで、コーヒーの蓋を開けようとしました。そのときに誤ってカップが傾いてしまい、コーヒーがすべてステラの膝にこぼれたのです。運転していたテスラさんの孫は、最初はコーヒーをこぼしただけと思っていましたが、ただ事ではないと徐々に思い、テスラさんを病院に連れていきました。

 

ステラさんは火傷の直接的な原因が自分の行動にあることは認識していたのですが、火傷の一因となったコーヒーの熱さは異常であるとして、マクドナルドはこれを是正すべき義務があり、また治療費の一部を補償するべきであるとして訴訟を起こしました。

 

裁判では陪審員(民間から無造作に選ばれた)が下した判決は、ステラさんに20%、マクドナルドに80%の過失があるとしました。

この理由には

  • 訴訟と同様の苦情が過去10年間に700件あった
  • マクドナルドのコーヒーは約85℃だが、家庭用コーヒーメーカーのコーヒーは約72℃だったこと
  • マクドナルドはコーヒーを渡す際に注意をせず、カップの注意書きも見にくい

というものでした。

 

日本でこの事件は「コーヒーをこぼしただけで、裁判で3億円もの賠償金を得た」とテレビなどで取り上げられました。結局は和解が成立し、マクドナルドは60万ドル未満(非公開)の和解金をステラに支払いました。

 

詳しく知りたい方は「マクドナルド・コーヒー事件-Wikipedia」をご覧ください。

マクドナルドの記事では頼み方の裏技や歴史などをご紹介しています。

 

 

 

 

翼が生えない!

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アメリカでレッドブル訴訟というものがあり、それは「翼を授ける」というキャッチフレーズに対し、飲んでも翼が生えなかったという内容でした。レッドブルに対して翼の有無ではなく、「飲んだ人のパフォーマンスを向上し、集中力・瞬発力を高める効果がある」という表記の誇大さが問題となっています。

判決は、2002年1月1日以降にレッドブルを購入した人(アメリカ在住者)なら誰でもこの集団訴訟原告団に参加し、約1080円の現金、もしくはレッドブルで約15ドル(約1600円分:送料負担)相当のレッドブル製品2点を受け取る資格が得られる、という内容でした。上限は約14億円のため、希望者が130万人を超えた場合は1人当たりの金額は減ることになるとのことでした。

 

キャッチフレーズは表記に細心の注意を払う必要がありますね。

 

 

 

 

 

 

記事を読んでいただきありがとうございます。

一応、全ての訴訟に国名を記載しましたが、全てアメリカでしたね。アメリカは訴訟大国で、ちょっとしたことでもすぐに訴訟沙汰になります。米国は様々な地域から移民が集まって成り立った国ですので、何か問題を解決しようとしても、人種、宗教、言語、習慣などが異なり、共通の慣習・道徳・倫理観というものによって解決することができません。そのため、揉め事が起こった場合は誰でも訴えることができ、公正な第三者の判断を求めるために訴訟制度というものが特に必要とされています。にしてもアメリカで商品やサービスを提供する時は訴訟されないように注意しないといけませんね。

 

 

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