この世界は仮想現実だ。
この記事では「この世界は仮想現実」という説をご紹介します。
つまり、この世界はゲームの中というようなものです。
私たちは、ゲームの登場キャラクターなのかもしれません。
当然、「そんなわけがない」と思っちゃいますよね。
ですが、証明の術はおそらく存在しません。
仮想現実であるという説となぜ証明する方法がないのかをご紹介していきます。
記事内容一覧
仮想現実って何?
そもそも仮想現実って何?という方もいると思います。
そこで軽く仮想現実についてご説明します。
英語ではvirtual realityといいます。
virtualは実際のという意味で、
realityは現実という意味です。
つまり、直訳では実際の現実という意味があります。
VRって本当の世界と勘違いしそうですよね。
『水曜日のダウンタウン』で「クロちゃんに酔わせた後おきたときにVRとヘッドフォンをつけていたら現実と勘違いするんじゃないか」という検証があり、クロちゃんは酔っていたこともあり、しばらくの間仮想現実を現実と勘違いしていたと思われます。
つまり、仮想現実を現実と勘違いする事があるのです。
先ほどの例では、視覚と聴覚で勘違いさせる事ができました。
では、触覚や嗅覚といった感覚も感じさせる事ができたなら、あなたは仮想現実と気づく事ができるでしょうか。おそらく不可能だと思います。私たちが感じているのは所詮ただの電気信号なのです。
それでは仮想現実の仮説をご紹介します。
水槽の脳
今見えている景色や感触、聞こえる音などはただの電気信号にすぎません。
もし、『あなたは水槽の脳だ』といわれても否定する事はできません。
(Wkipedia)より
「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ている夢なのではないか」
という仮説です。
哲学の世界で多用される懐疑主義的な思考実験で、1982年哲学者ヒラリー・パトナムによって定式化された。正しい知識とは何か、意識とは一体なんなのか、といった問題、そして言葉の意味や事物の実在性と言った問題を議論する際に使用される。
この画像と説明でわかりにくい人は、VRを想像してみてください。
あの機会では視覚の情報を変える事ができますよね。
あのVRが音や嗅覚、感触までリアルに感じられるものだと、本当の世界と勘違いしてしまう事でしょう。
あなたは水槽の脳なのかもしれません。この世界も機械によって作り出された世界なのかもしれません。これは誰も反論する事はできないと思います。
私たちの意識とはなんなのでしょうか…
私たちはキャラクターなのかもしれない
GTA(グランド・セフト・オート)というゲームをご存知ですか?
こちらのゲームでは現実世界そっくりの世界で生活する事ができます。
もしもあなたが、このゲームに登場するキャラクターのような存在だとしたらどう思いますか?つまり、あなたは今誰かに操作されているキャラクターなのかもしれないという事です。
そう考えると、ゲーム内にいるキャラクターたちに意識はあるのでしょうか。
そして、このゲームでは精巧に現実世界を表しているので、当然動作は重くなります。この重さを改善するため、プレイヤーが見ている方向以外は読み込まなくなります。視界に入っている部分だけを処理するという事です。もしこれが現実世界に起きているとしたら、あなたの後ろは「無」であり、かと言って振り返っても真後ろを見る事ができません。
鏡を使えばできるじゃん!
と考えるかもしれませんが、鏡を見ているせいで見えない部分が生じるのがわかるでしょうか。私たちは操作されているキャラクターなのでしょうか。
世界五分前仮説
哲学における懐疑主義的な思考実験のひとつで、バートランド・ラッセルによって提唱された。この仮説は確実に否定する事(つまり世界は5分前に出来たのではない、ひいては過去というものが存在すると示す事)が不可能なため、「知識とはいったい何なのか?」という根源的な問いへと繋がっていく。
たとえば5分以上前の記憶がある事は何の反証にもならない。なぜなら偽の記憶を植えつけられた状態で、5分前に世界が始まったのかもしれないからだ。これまでの記憶は五分前に創造されたのかもしれないのです。
※五分前の5という数字はわかりやすくしただけなのでそこまで重要なものではありません。
これまで何年間も生きてきたのに、世界が五分前に創造されたなんて信じられませんね。
記事を読んでいただきありがとうございました。
今回は「この世界は仮想現実」の説をご紹介しました。
何を言っているのかわからなかった方もいるでしょう。 もし興味を持っていただけたなら、Youtubeで「仮想現実の証明」と調べてみてください。わかりやすく解説している動画があります。ご紹介していない説もあるのでぜひみてください。
この世界をどう捉えますか?