考えたことのないような疑問 雑学集
この記事では『そんなの考えたことなかった』みたいな疑問を解説しています。
子供から大人まで楽しめる雑学です!
疑問一覧
この記事では細かく解説をしています。
色つくの部分や太文字の部分に注目して見るだけでも十分だと思います。
なんで水には色がないの?
どうして水には色がないのでしょうか?
色がないと言っても「白色」ではなく透明に見えます。いったいどうしてでしょう?
これを理解するために、そもそも「色がある」とはどういうことか考えてみましょう。
色があるというのは、「目が光を感じている」状態のことです。 目の奥のほう(網膜)にあるセンサーが働いて、光を感じているのです。
このセンサーが感じることができるのは、「赤」 と 「緑」 と 「青」 という3種類の光のみ。
つまり人間は、あらゆる色をこの3種類の色の組み合わせで認識しているというわけです。
たとえば、青の光だけなら「青色」、 青と緑の光が同時に入ってくると「水色」、3色同時だ「白」。という具合です。
さて、人の目に見えるものには2種類あって、
1つは太陽や蛍光灯、テレビのようにそれ自体が光を出しているもの(光源)と、反射物体です。
もう1つは、そうした光源に照らされて光をはね返している(乱反射)物体です。
ですから、光をはね返す物体の色は 「浴びた光の中からどの色をはね返すか」で決まってきます。
たとえば、白い紙は「赤」「緑」「青」3色ともはね返すので「白く見える」。 黒い紙は「赤」「緑」「青」3色とも吸収してしまうから「黒く見える」。
赤いリンゴは「緑」と「青」は吸収して「赤」だけをはね返すから「赤く見える」というわけです。
であれば、「水に色がない」 とはどういうことなのでしょう? それは、水は光をはね返さないし吸収もしない性質(透過性)を持っているから「色がない」 ように見えるのです。
たとえば水の入ったコップの先にリンゴを置いてみると、 赤い光だけがリンゴにはね返され、コップを通り抜けます。
こんな説明をすると、「じゃあ、 なんで海は青く見えるの?」 という質問が聞こえてきそうです。
実は、水には少しだけ赤い光を吸収しやすい性質もあります。 ですから、海の深くまで太陽の光が進むと「緑」や「青」の光だけが残り、海底の珊礁に反射されて海面に出てきたり、空の青さが海に映ったりして、海は「青く見える」のです。
日本は海に囲まれ、多くの川が流れる水資源が豊富な国です。特に浄水技術に関して世界トップクラスで、蛇口をひねればとてもきれいな透明な水が出てきます。だからこそ「なんで水には色がないの?」 という質問が成立つわけてす。
にごった水に慣れている国の人からすれば、「なんで水には色がないの?」 という疑問自体、 疑問かもしれません。
目が見えない人はどんな夢を見るの?
夢とは簡単に言えば、「レム睡眠」 という浅い睡眠のときに起きる脳の働きですが、実はまだまだ多くの謎に包まれています。
レム睡眠のとき、脳は「扁桃体」と呼ばれる感情に関わる部分が活発に活動します。
夢の中では「怖い(追いかけられる)」とか「不安 (試験で失敗する)」とか、さまざまな気持ちを伴うことが多いのはこのためです。
同時に記憶をつかさどる部分も活動していて「感情」と「記憶」に深く関わっていることがわかっています。
そのとき「理性」をつかさどる部分の機能が低下しているので、奇想天外なストーリーで、時間関係がバラバラだったりするのも特徴です。
さて、そんな夢ですが、たいていの場合は視覚的なものになりがち。しかし、目が見える私たちでも、 夢の中で触覚や嗅覚、 聴覚や味覚を感じることもあります。音を専門の仕事にしている人は聴覚の夢を見たり、ソムリエは嗅覚の夢を見たりすることもあるのだとか。
夢を見るという表現はあっているのだろうか…
また、 多くの盲目の人を対象にして行われた、どんな夢を見たかを調べた実験では、「生まれつき盲目の人」や 「5歳未満の時点で目が見えなくなった人 」は視覚的な夢を一切見ていないといいます。
夢とは「脳がそれまでに記憶したことを、感覚から得た情報をもとに整理して、定着させる作業」とも言われます。目の見えない人は、視覚以外の感覚で世界を捉えていて、その感覚が夢に反映されているということでしょう。「視覚」や「ビジュアル」はあまりにも強い刺激であり、インパクトのある情報です。だからこそ、私たちはつい視覚だけに頼り、 他の感覚をおろそかにしてしまいます。
景気がいいってどういうこと?
「景気がいい」「景気が悪い」といいますが、
景気とは、一言で言えば「経済の勢い」のこと。
経済活動とは、私たち一人ひとりがお金をどう使うかの話だけでなく、社会全体でお金がうまく循環しているかも大切な視点になっています。
世の中のお金の流れを簡単に説明すると、
- 企業で人が働き、 モノやサービスをつくる。
- 企業は従業員に合を支払う。
- 各家庭では、 もらった給料でモノやサービスを買う。
- 政府は企業や家庭から税金を徴収するかわりに道路をつくっ たり警察や消防署を運営したり、 年金を支給したりする。 ·
- そしてそのお金はまた、 企業や家庭の経済活動に回る。
こうしてお金がぐるぐる循環していくわけですが、「たくさんのお金が素早く回っているかどうか」が、景気の良し悪しになります。
景気がいいときは人々に充分な収入があるのでモノはよく売れるし、結果的に国の税収も増えていきます。
逆に景気が悪いときには、給料が安いので買い物をしなくなり、そうするとモノは売れず企業もからないし、政府の税収も減る。これがいわゆる不景気な状態です。
募金したお金はどうなるの?
コンビニや街頭で、募金への協力を呼びかけていることがありますよね。東日本大震災のときには、さまざまなところで義援金の告知を目にしました。
でもそうした募金が、最終的にどのように使れているかをきちんと知っていますか?
募金とは本来お金を「募る」こと。1980年ごろから 「お金を出す」という意味に使われるようになったそうです。
一般に、募金 (寄附金)には大きく分けて2種類があります。
1つは義援金。 これは被災者・困っている人に直接届きます。 支援団体の活動資金や行政の復興支援には回されない、純粋なお見舞い金です。
100% 困っている人に平等・公平に配布されるのですが、そのためには被害の調査・審査が欠かせないので、届くまでに時間がかかってしまうのが難点。
さらには実際に配る人の手間・人件費も別途かかってしまい、かえって負担になりかねません。これら義援金は、日本赤十字社、赤い羽根共同募金、自治体、メディアなどが受け付けます。
もう1つは支援金。 これは困った人たちを助ける活動を行っている NPO 団体へのお金となります。
使い道はその団体まかせになるので、100% が直接届くわけではありませんが、その分すぐに役立てられます。
運営費や交通費などの内訳は、各団体が収支を公表して透明性を保とうとしていますが、中には人の良心につけこむ詐欺まがいの団体もあるので、 団体選びには十分に注意が必要でしょう。
もちろん、もっとも確実なのは、他人に頼るのではなく実際に自分で届けること。ボランティアやプライベートで現地におもむき、自分の目で確認したうえで支援します。目の前の人の作業を手伝ったり、 直接お金を渡して役立ててもらったり。
あるいは現金で買い物をして地元の消費に貢献するという考え方もあります。
記事を読んでいただきありがとうございます。
今回はいままで考えたこともなかったような疑問を解説する雑学集でした。
かなり細かいところまで記載したのでご理解頂けたかと思います。水の色では日本の水が綺麗だからこそ思う疑問でしたね。大切に水を使いましょう。