インドの紹介 ITに特化している理由
インドとは?
インドの人口は13.53億人 (2018年)で日本の10倍くらいです。世界で中国の次に人口が多い国です。面積は世界7位で日本の9倍ほどあります。
さらにIT大国でもあります。
『タージ・マハル』
インドの経済力
実はインドの経済はとてもすごいのです。世界銀行によると、1999年のGDP(国内総生産)は約4600億ドルで2018年は約2兆7000億ドルです。約20年で経済が6倍に成長しています。
そしてインドは2020年にGDPでフランスとイギリスを抜いて世界5位の経済大国になると言われています。
<2018年> 順位 国名 単位:百万US$ 1 米国
20,580,2502 中国
13,368,0733 日本
4,971,7674 ドイツ
3,951,3405 イギリス
2,828,8336 フランス
2,780,1527 インド
2,718,7328 イタリア
2,075,8569 ブラジル
1,867,81810 韓国
1,720,489
また、2030年までに 日本とドイツを抜いて世界3位になると予測されています。インドは労働力がとても大きいのです。経済成長の原動力は生産年齢人口(15〜60歳未満)です。インドは中国の生産年齢人口を10年以内に抜くと言われています。
中国は2030年頃から生産人口が減少する見通しですが、インドは2060年まで増加し続けるようです。
なぜインドはIT大国に?
インドはIT大国なのですが、なぜそうなったのかをご説明します。
アメリカのシリコンバレーとインドには12時間くらいの時差があります。これって何がメリットかわかりますか?
答えはシリコンバレーで日中ソフトウェアなどを開発して、作業終了時間になった夜にインドにその続きを送れるからです。つまり、12時間アメリカで、12時間インドでと1日24時間をフルに活用して効率よく開発をするのです。
それにインドでは小学校から英語教育が重要視されています。英語力が高いのです。インドはアジアでは4番目の英語力を持っており、英語を話せる人口は米国に続き1.25億人と世界で2番目の多さです。人口の約10%が英語を話せます。
ちなみに日本の人口は1.265億人 (2018年)でインドで英語を話せる人口とほぼ同じなのです。日本人全員が英語を話せるようなものです。
インドには1950年に廃止されましたが、カースト制度というものの影響がいまだに残っています。これは身分ごとに職業は世襲されて、つきたい職業があってもつけないケースが多いです。
ですが、ここにITという規定外の職業が出来て状況が変わりました。下位カーストの人も努力と才能があれば貧困から抜け出せるようになり、多くの若者がITの道に進みました。
世界の人口は77億人くらいなのでインドは世界人口の約16%を占めています。人口が多ければアインシュタインやギフテッドのような天才たちが生まれる数が多いのです。
アインシュタインに関する記事
・アルベルト・アインシュタインとは【偉人】 最大の物理学者 相対性理論
それにITの分野では欠かせない数学にインドはとても強いです。日本では九九を暗記しますが、インドでは2桁の掛け算を暗記し、暗算できます。
それにインドでは小学校3年生からプログラミングの授業があります。
ちなみに日本でも2020年からプログラミング教育が小学校で必修化されます。
関連記事:プログラミング独学は可能か? 僕の体験談
これらの理由でインドは毎年150万人ものIT学生が大学を卒業する世界トップクラスのIT大国なのです。インドにはインド工科大学があり、インドの最高学府と呼ばれ、世界中から天才が集まるエリート大学です。
FacebookやGoogleはこの大学の卒業生に新卒で年収1400万円を提示したこともあります。インド工科大学はモデル校となったアメリカのマサチューセッツ工科大学よりも高評価を得ているそう。こういうわけでインド工科大学は1万人の席を50万人以上で争うという超高倍率なのです。
あるサイトでの紹介文をご紹介します。
入試の倍率は50~60倍でかなり狭き門といえるでしょう。
世界一難関と言われるのがこのインド工科大学です。
世界大学ランキングの理工系ではインド工科大学がトップ
インドといえばインド式計算法と言われる計算方法もあるくらいで
数学大国と言われています。だからインド工科大学にはハッカーや数学博士などが受験するそうですよ。
ともかく、ある見方によるとインド工科大学から東大を見れば
なんてことないくらい優しいそうですよ。ただ、入試内容ですがそれほど難しくないということです。
卒業生は世界中の先端企業や大学で研究に勤しんでいます。
インド人にとっては、将来が保証され世界で働けるとあって夢のような大学です。貧しいけどインド工科大学に入学すべく頑張っている子供もいるんです。
あのマイクロソフト社の開発部で働いているほとんどはインド人です。
世界の理工学部系で一番の大学のインド工科大学は
アメリカの大学を追い越したと言われています。アメリカの大学は設備は整っているけど
中身がないと言われているそうです。学力水準が世界一高いといわれているインドは経済成長も著しいです。
(引用元)
記事を読んでいただきありがとうございます。
インドの経済力やITの分野に優れたところに驚いた方も多いと思います。これからはITの時代なのでインドはとても有利ですね。一方日本はかなり危ない状況です。AIに必要なデータとそれを活用できる人材が少ないです。日本は先進国ではなく、発展途上国でもなく、なんと後進国と言われています。
日本の労働時間は世界と比べると
(引用元)
のようになっているそうです。日本の働き過ぎというイメージは昔のことのようです。最近は長すぎるというわけでもないよう。それに働き方改革というものを聞いたことがあると思いますが、あれによって残業したくてもできない人が出てくるなどのデメリットも生じてきます。それに日本は生産性が低いと言われています。つまり、効率悪く長時間働いているそうです。
インドや他の国に負けないようにしないといけませんね。
国際会議で一番難しいのはインド人を黙らせることと日本人を喋らせることだというジョークがあるくらいインド人はよく喋ります。日本人も内向的だと海外からも思われているのです。
おすすめ記事
内容に間違いがあったり、誤字脱字を見つけは場合はコメントかTwitter:@riaimu1222で教えてください 。