色の心理学 色が心に与える効果とは
今回は色が心に与える効果をご紹介していきます。
実は、色と心理にはとっても大きな関係があります。ストレスを軽減させたり、リラックスさせたり、時間が過ぎるのを早く感じさせたり、遅く感じさせたりします。
目次
・モテる色
色が心に与える効果はとても大きなものです。
例えば、歴代のアメリカ大統領は熱い演説をするとき、赤色のネクタイをしています。
なぜかというと、人は赤を見ると血圧が上がり、興奮することを知っているからです。
反対に冷静な演説をするときや好印象を与えたいときは、青色のネクタイをしています。
他にも飲食店の照明や看板は赤やオレンジなどの明るい色、漫才師は青のジェケットなど、これらには深い意味があります。色を使って私たちの心を操っているのです。
色には想像以上にすごいパワーがあるのです。
温度の感じ方
実験がありましたので、ご紹介しておきます。
まず、被験者を赤い部屋と青い部屋にわけます。
そして被験者に部屋の温度は何度だったか?
と質問したところ、温度は同じですが体感温度では3℃も違ったのです。
暖かい色や冷たい色といいますよね。
それは赤色です。これをロマンチックレッド効果といいます。
なぜ赤色を身につけると異性にモテるのかというと、ライト・トーナス値というものがあり、これは光を浴びた時の筋肉の緊張度を数値化したもので、リラックス時は23で、青を浴びると24になり、赤色を浴びると42になります。
そしてこの数値が上がると、血圧脈拍呼吸数も上がります。
つまり、興奮して胸がドキドキし、このドキドキを脳が恋愛感情と勘違いすることで、相手が魅力的に見えてきてしまうということです。
これは恋愛心理学の「吊り橋効果」と同じでグラグラ揺れる時のドキドキを恋愛感情と勘違いすることです。
告白の際は赤色のバラや、赤色のドレスなど赤を利用しましょう。
時間が伸びる色は、赤色です。
なんと1時間を1時間半〜2時間くらいに感じるそう。
中華料理店やラーメン屋を思い浮かべてみてください。
お店のイメージカラーは赤色ではありませんか?赤色は時間を長く感じさせます。
つまり、お客さんに実際の時間より長い時間いたと思わせることによって、回転効率を上げているのです。待合室は赤色にしないほうがいいと思います。長い時間待った気がするのでお客さんが怒ってしまうかもしれません。
反対に時間が縮む色は青色です。
1時間を30分〜40分に感じるのだそう。
勉強する際に青色を浴びると長い間勉強しても心理的にあまり疲れません。
ここで注意ですが、おそらく多くの学生が赤ペンで丸をつけたりしますよね。
赤色は先ほどご紹介した通り、時間を長く感じさせるので勉強には適していない色なのです。実際に僕は色が心理に及ぼす効果を知ってから、できるだけ赤ペンを使わずに、青ペンや緑ペンを使っています。
勉強時に興奮する赤色を使うのはよくありません。
それはピンク色です。暴れるものをピンクの部屋に入れたところ15分もすると皆何もなかったかのようにおとなしくなったそうです。
これをベイカーミラーピンク効果といいます。
ピンク色は心を安らかにするのです。
アメリカの研究で、
ピンクの部屋に5分いるだけで不安が解消されるということが突き止められています。
ストレスが溜まってしまう人はピンクのものを身につけるようにしましょう。
スマホの壁紙などは頻繁に見るのでおすすめです。
ストレスの解消方法についての記事はこちら
青色は食欲を減少させる効果があり、食器や箸などを青色にするだけでダイエット効果があります。反対に食欲を増進させる色は赤色やオレンジ色です。時間を伸ばす色・縮ませる色でもご紹介して中華料理店やラーメン店は赤色を使って食欲を増進させているのです。
なぜ赤色が食欲増進させるかというと、昔人類は火を囲んで食事をしていました。
そのため火などの赤色やオレンジを見ると食欲が増進するのです。
そして青色は睡眠時の色(空の色)なので食欲ではなく睡眠欲が増進されます。
緑色にはリラックス効果があります。
緑が見える場所で暮らしていると病気になりにくいだけでなく、病気が治りやすいということがわかっています。グリーンエクササイズというものがあり、リラックス効果は絶大です。グリーンエクササイズについては先ほどもご紹介しましたが、ストレスを解消する方法という記事でご紹介しています。
記事を読んでいただきありがとうございます。
色が心に与える効果とても大きく、いろいろな場面で利用されています。
色についての知識を持つことによって効率的に行動することができます。
心理学についての記事をご紹介しておきます。
目は相手の心理状態をよく表している部分です。
相手が嘘をついているか、今何を考えているのかまでわかります。
相手にイエスと言わせたい方向けの記事です。
簡単な頼み事から商談まで使えるテクニックをご紹介しています。
どちらもとても使えるテクニックなので是非読んでください。