歳をとると時間が早く過ぎる理由
今回は歳をとると時間が早く過ぎる理由を解説します。
1年間がどんどん短くなってきたように感じませんか?
とくに社会人(大人)になってから「時間が経つのが早いな〜」と思う人が多いと思います。
「1年はあっという間だ」 と聞いたことありますよね。
おそらく子供ではなく、大人が言っていたと思います。
フランスの心理学者ポール・ジャネが発案したジャネーの法則によると、歳を取ればとるほど1年が短くなるという心理効果があることがわかっています。
この法則によると1歳の時は1年間の体感は365日だが、40歳になると1年は9日に感じるようになり、60歳では6日に、80歳では4.5日に感じるそう。
1年間が1週間並みになってしまいます…
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ではなぜこのような感覚になってしますのでしょうか?
それは新しい体験が減っているからです。
子供の頃は、入学式やクラス替え、クリスマスや友達との遊びなどのさまざまな刺激があふれています。それに比べて大人になっていくうちに毎日が同じことの繰り返しになってしまうことが多いでしょう。新しいことがないため刺激がない。
そんな繰り返しの日々を送っていると時間が過ぎるのが早く感じるのです。
このような感覚にならないためには新しいことに挑戦すれば良いのです。
ですが人というものは新しいことを始めようとすると躊躇します。なぜ躊躇してしまうのかというと、防衛本能だからです。かわろうとすることはとても大きな勇気を必要とします。
そして、今の生活を変えるということは危険が生じるということ。
この危険から自分を守るために人は躊躇するのです。
少し脱線しますが、すぐに行動するためには5秒数えて行動するという方法があります。
例えばこれから宿題をしないといけないという時に、
「5、4、3、2、1」とカウントダウンをし、
すぐに机に向かいます。
なぜこれが効果的なのかというと、
人は行動する前に動かなくていい理由を考えます。
考えることがかわろうとしない防衛本能なのです。
考える時間を与えないために5秒間数えて行動するという方法です。
では時間が早く過ぎる理由の話に戻ります。
新しい体験をすることが大切だとは言いましたが、先ほども説明した通り人は防衛本能が働き簡単には変わることができません。
そこでまずは簡単に変えられることから変えてみることをお勧めします。
例えば、新しい趣味を始めたり、いつもは食べないものを食べてみたり、いつもとは違う道を通ってみたり、本を読んでみたり…
探せば簡単に変えられることは身の回りにたくさんあります。
まずは自分に合った趣味を探してみましょう!
新しいことにチャレンジすることで退屈な繰り返しの毎日を楽しくすることができます。
観葉植物を部屋に置いたり、店員さんと会話をしてみたり、散歩してみたりすることがお勧めです。
これらはメンタルを安定させる効果があります。
では反対に時間の進み方が遅く感じる要因を5つご紹介します。
- 身体の代謝が高い
風邪をひいたりなどして発熱しているときに時間の進み方が遅く感じる理由は、身体的代謝が非常に高い状態にあるからなのです。 - 興奮状態にある
お化け屋敷や死ぬと思った瞬間って遅く感じますよね。 - 時間を常に気にしている
退屈な会議に出席していて、「早く会議が終わらないかな」と時間を気にしているときほど、時間が長く感じられます。 - 広い空間で仕事をしている
田舎などに行き、広大な大自然を前にすると、時間がゆっくり流れるように感じられます。 - 短い時間にまとまりのない多様な刺激を得ている
ストーリー性のある映像を見せられるより、脈絡のない映像を長々と見せられるほうが時間を長く感じます。
共感できたことがいくつかあると思います。
退屈な毎日にしたくないのならば、何かを始めましょう。
もし「変わっても楽しくならない」や「変わるのが面倒だ」と考えているのなら、それは防衛本能がはたらいています。変わらない理由を考えるのをやめ、とりあえず挑戦しましょう。
記事を読んでいただきありがとうございました。
時間の進み方って不思議ですね。1時間だって時計上では同じでもすごし方によって長さが変わってくるのです。
退屈な人生にしないようにしましょう。
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