【太陽常温説】 太陽の温度が26℃! わかりやすく解説 常識が間違っていたのか
太陽が26℃!?
地球を明るく照らし、エネルギーを与える太陽ですが、常温であると信じられますか?
僕は難しいですね…
太陽は遠く離れた地球を暖めることができるくらい巨大なエネルギーを生み出しています。太陽が輝き続けられる理由についてはこちらの記事をご覧ください。
一般的な太陽の温度
学校などでは太陽の温度は以下のように習いましたよね。
ちなみに太陽の質量は
約2×10の30乗(2000000000000000000000000000000)kg
地球の重さは
約6×10の24乗(6000000000000000000000000)kg
となっています。
つまり太陽は地球の約33万倍の質量なのです。
一方、太陽の体積は地球の約130万倍ですから、太陽の密度は地球の4分の1程度で、地球の構成物質よりもだいぶ軽い物質で構成された天体だということが分かります。
そんな太陽の温度が常温の「26℃」かもしれないという説があります。
『常温なはずがない!』と誰もが思うことでしょう。
しかし、専門家の中には本気でこの説を検証している方もいるようです。
常識は正しいと限らない
常識は必ずしも正しいわけではありません。
これからいくつかの具体例をご紹介します。
天動説と地動説
少し太陽から脱線しますが、今から500年前までの宇宙観は「地球は宇宙の中心にあって、太陽や月や星が、この地球の周りを回っっているのだ」という天動説でした。
ですが、実際に宇宙に行ってきた人類なら地球が中心ということは「間違いである」と理解できますよね。私たちは地動説が正しいと知っています。ですが、昔の人々の常識は天動説でした。
地動説を提唱したイタリアのガリレオ・ガリレイは天動説の学者たちの反論を受けてしまい、認められることがないばかりでなく、1616年と1633年の2度、ローマの異端審問所に呼び出され、もう二度と地動説を唱えないことを誓わせられました。1633年の裁判の判決では、地動説を捨てることを宣誓させられたガリレオが、宣誓の言葉に続いて「それでも地球は回っている!」と叫んだそう。
地球平面説
地球が平面であるという主張をする方々も現代に数多くいらっしゃいます。
そのような人々のことをフラットアーサーと呼びますが、その中でも有名な方に直接取材をしてフラットアース(地球平面説)の考えを質問しました。
もちろん僕は宇宙を実際に見たわけではないので、地球平面説を全くの「トンデモ説」として否定するべきではありません。
質問してみた結果などを掲載していますので、ぜひご覧ください。
太陽とは?
太陽常温説の前に、まずは太陽についてご説明します。
太陽は地球から1億5000万km離れたところにある恒星です。
恒星とは自分のエネルギーで輝く、星雲状ではない天体です。
太陽は輝いている理由は、太陽の中心部分は、非常に温度が高く、約1500万度あるといわれています。 この高温部分では、いつも水素ガスがヘリウムガスに変わる核融合反応が起きています。 この核融合反応では、ものすごい力が生まれ、このとき、非常に高い熱と光のエネルギーを出すのです。
太陽は燃えてはいません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
そして太陽は半径約70万kmのガスの塊です。
地球は太陽のエネルギーによって生きていられるわけですが、地球が受けるエネルギーの量は、1平方メートルあたり毎分2キロカロリーと言われています。これは、深さ1cmほどの水たまりが直射日光により1分で2℃温度が上昇するエネルギー量です。
太陽常温説とは?
「太陽常温説」をご紹介します。
そもそも太陽の表面温度を実際に測った人はいません。計算によって導き出されたものなのです。そのため実際の温度が違っている可能性は十分にあります。
太陽常温説を突きつけたのが、東京工業大学など多くの有名大学で教えていた関英男博士です。関博士はすでに亡くなっていますが、「太陽の表面温度は26℃ほどで、黒点には植物が存在しているかもしれない」と唱えていたのだそう。
関氏は太陽が発しているのは熱ではなくT線いう放射線で、これが地球の大気に触れることで熱や光に変わるのだと考えたのです。
また関氏は太陽が熱を発していないという根拠について、
「太陽の表面温度が6000℃もあったら、水星は火の玉になるだろう」
とも語っていたそうです。
「水星」
関博士はかなり異端な学者として有名で、これ以外にも常識では考えられない説を発表していたのです。しかし、この説を支持する専門家は他にもおり、常温核融合というものがあります。
常温核融合とは?
先ほど、太陽は核融合反応を起こしていると言いましたよね。
もし、太陽が常温だとすると、太陽が核融合しているということも間違いだというのでしょうか?これについては『常温核融合』というものがあり、これは常温でも水素原子の核融合反応が起こるという説です。
核融合反応に必要とされる条件は大きく分けて
- 高圧力
- 高密度
ですが、常温で可能であれば核融合を発電に用いることも可能となるかもしれません。
この説は、1989年にアメリカの研究者が発表したものです。
その後多くの研究機関で検証が行われましたが、未だ実証には至っていません。
しかし、その可能性を信じ今でも研究を続ける専門家がいるのです。何とあのGoogleも、この研究に対して多額の投資をしているのだそう。
常温核融合のメリット
常温核融合のメリットについてご紹介します。
なぜ多くの専門家や企業が常温核融合に魅了されているのでしょうか?
常温で核融合ができるとすると、低コストでクリーンなエネルギーを得られることになるためです。水素を核融合できるなら、原料は至るところにあるので現在よりも低コストでエネルギーを得る事ができます。しかし水素を核融合させるには超高温超高圧な状態が必要なので、今の技術では難しいのが現状です。
常温で核融合ができるのなら、これらの問題が一気に解消します。
しかし、常温核融合説には懐疑的な意見の方も多数います。
もしかしたら未来では、天動説と地動説のように常識が覆っているのかもしれません。「常温核融合なんて常識だよ」になるかもしれませんね。
記事を読んでいただきありがとうございます。
太陽の温度はあくまでも計算によって求められたものなので、もしかしたら本当に常温なのかもしれませんね。大切なのは常識を疑う事だと思います。体育の時間で最初に準備体操をしますよね。なんと、運動前にストレッチをすることは全くの意味がないだけでなく、クロアチアのザグレプ大学の研究によれば運動前に45秒以上のストレッチをした場合、「筋力が平均5.5%低下」「瞬発力・跳躍力が平均3%低下」といった作用が起きて逆効果がだそうです。
常識が覆った!という方もいるでしょう。
物事を鵜呑みにしてはいけません。
日常を疑ってみましょう。
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