不思議な物質 一覧 常識が通用しない! 信じられない性質
最近化学についての記事を投稿していたのでそれに関連した内容にしました。今回は『不思議な物質』をご紹介します。
世界には様々な物質が存在していますよね。なかには常識が通用しない物質があるかもしれません。物理法則に反していないか!?と疑問に思うかもしれません。
注意:ヒッグス粒子や量子、ひもなどではありません。ですがそちらも面白いので是非見てください。
では不思議な物質をいくつかご紹介します。
水
化学式:H2O
え?水って不思議な物質なの?
と思ったかもしれません。とても身近にある物質なのですが、実は最も不思議と言っても過言ではない性質を持っているのです。
水は地球が誕生した約46億年前から循環を続けています。ということは水の総体量は変わっていないのです。さらに、今日あなたが触れた水は恐竜が飲んでいたのかもしれませんよ?
常温で液体として存在すること自体が異常なのかもしれません。
物質は一般的に分子量が大きくなるほど融点や沸点が高くなります。水とほぼ同じ分子量の水素化合物であるアンモニアやメタンは常温で気体です。さらに、水よりも分子量が大きい硫化水素までも常温では気体なのです。
つまり、通常の物質では気体であるはずなのに液体なんです!
まぁ地球上にたくさん存在している物質なのであまり「不思議だなぁ」とは思わないかもしれませんが、次からご紹介する物質は常識を崩壊させます。
ガリウム
化学式:Ga2H6
ガリウムってなんだ?ってなりますよね。
実はガリウムという物質は常温で液体のように溶ける金属なのです。手で触るだけで溶けますし、部屋において置くだけでも溶けているかもしれません。
どのように溶けるかはこちらの動画を参考に
この動画ではおそらくお湯にガリウムでできたスプーンを入れているのでしょう。
驚きませんでしたか???
本当にアイスみたいに溶けていきましたね。youtubeでガリウムと調べるとこの不思議な性質を利用した様々な実験が表示されるので是非調べてみてください!
実を言うと、常温で液体である金属はこのガリウムだけではありません。
例えば水銀ですね。 ですが水銀の融点は約-39℃であるため、常温でなくとも溶けます。ガリウムは手の温もりやお湯などの温度で溶け出すからこそ面白い物質なのです。
疎水性素材
化学式:不明
どのような素材かというと名前からもわかるかもしれませんが、とっても水を弾くのです。この物質はオークリッジ国立研究所の研究者たちが開発し、自然界に存在するどんな物質よりも、より水を弾くそうです。
アメリカで発売された防水スプレー「ネバーウェット」の撥水効果が驚くべきものなので是非動画を見てください!
普通に雨の日に傘を持たずに外出しても、これさえあれば大丈夫なのかもしれませんね。
ちなみに調べたところ日本正規版もあるようですよ。
アフィリエイトではありませんがリンクをご紹介しておきます。
ラインエックス
この物質はアメリカ軍・政府が認めた最強塗料です。アメリカ空軍が実施した耐爆風テストで27社の塗料の中からラインエックスのみが唯一合格したのです。政府機関及び重要施設の防護用としても採用されているそうです。
スプレーを使って噴射コーティングをすることによりコーティングされた物質の強度は信じられないほど高まります。
車などにも使用されているそうです。
こちらの動画を見ていただければこのスプレーの恐ろしさがわかるでしょう。
卵ですよ?スプレーをかけられた卵ですよ?
これこそ信じられない物質ですよね。
おっと、さらに不思議なコーティング素材があるようですよ。
スターライト
化学式:不明
スターライトは1980年代に素人の研究者であるモーリス・ウォードによって発明された物質です。特徴としては強度の高さ。理論上は核爆発にも耐えられる性質があるそう。
モーリスさんはスターライトでコーティングした生卵を1200℃の炎で炙ってもその中身は生卵のままであり、別の実験では10000℃のレーザー光線の照射にもたえたそうです。
さらに、スターライトは有害物資を一切出さず、非常に軽量で液状・ペースト状・個体などの様々な形状でその性質を発揮できたそう。
やばくないですか?
どんなところで使われているの?
と気になるところですが、モーリスさんは製造法についての権利を決して手放したくなかったそうで、彼が亡くなったのに伴い、製造法も消えてしまったのです。
STAP細胞のような存在ですが、あなたは信じますか?
youtubeに「スターライトを作ってみた」という信じ難い動画があったのでご紹介しておきます。あれ、製造法って消えたんじゃ…?
まあ、とっても不思議な物質なのです。
記事を読んでいただきありがとうございました。
世の中には不思議な物質が存在します。人類が見つけたことのない物質だってきっとあります。もしかしたらその物質を見つけるのはあなたかもしれませんよ。化学の力ってすごいですよね。
「化学式:不明」が多くて申し訳ないです。化学式を知っている方は教えていただけると助かります!
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