地球温暖化の原因とは? 仮説:温室効果ガス・太陽活動・地球温暖化は嘘
地球温暖化の原因はなんだと思いますか?
多くの方が二酸化炭素が原因だと考えています。ですが、中には太陽活動の影響であると考えている方もいます。今回は一般的な考えからこの太陽活動が原因だと考えている説をご紹介します。
温室効果ガスが原因
温室効果ガスとは
地球温暖化は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが原因だと言われていますよね。ちなみに温室効果ガスには他にもメタン、一酸化二窒素、フロン類などがあります。さらに、大気中の水蒸気も大きな温室効果を持つのです。
近年これらの温室効果ガスの大気中濃度が急激に増加しています。温室効果ガスは宇宙に逃げようとしていた熱が地表に溜まりすぎることで地球の平均温度が上昇しています。これは大きな環境問題と言えます。
温室効果ガスの中でも最も影響を及ぼしているのは二酸化炭素、地球温暖化の6割は二酸化炭素の増加による影響とされています。
具体的にどのような場所から温室効果ガスが排出されているかというと、
・自動車
・発電所
さらにはスマホやパソコンも直接的には排出していませんが、使用する電気を発電する際に二酸化炭素が生じるため、間接的に温室効果ガスを排出しているといえます。
温暖化はいつから?
二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは、18世紀の産業革命以降のことで、石炭や石油などの化石燃料を燃やし、たくさんのエネルギーを得るようになった結果、大気中の二酸化炭素が急速に増加しました。さらに、自動車や電気を必要とする製品は増えているので、地球温暖化はどんどん加速していきます。
こちらのグラフを見ると急激に二酸化炭素濃度の増加に伴い、地球の平均温度も上昇していますよね。ですが、平均温度も常に上昇しているわけではなく、時には下がっていますよね。
そこで、地球温暖化対策にできることをご紹介します。
地球温暖化対策
世界では1994年に気候変動枠組条約が発効され、日本もこの締結を行いました。
その翌年から温暖化防止会議が毎年開催されるようになり、1997年の第3回(COP3)は京都で開催されました。このとき2008~2012年を第一約束期間とした京都議定書が定められ、二酸化炭素を中心とした6種類の温室効果ガスの排出量を、1990年比で6%減少することを国際社会の公約としました。
国内でも法整備も進められています。その中の1つが1998年に制定された「地球温暖化対策推進法」です。
二酸化炭素の減少はこれらのような大きな組織が動くことはもちろん大切ですが、家庭でも地球温暖化対策をしなければなりません。なぜなら二酸化炭素の我が国における2011年度分の排出量をみると、全体の約15%が家庭からの排出分となっています。(間接排出量)
では具体的に何ができるかを考えてみてください。
例えば、
・テレビを付けっぱなしにしない
・画面の明るさを適切にする
・冷暖房の温度を適切にする
・車を使わず、歩く
・早めの就寝を心がける
などたくさん簡単にできることがあります。
一人ひとりの心がけが地球温暖化対策の大きな力になると思います。
地球温暖化による影響
地球温暖化は環境や生態系に様々な悪影響を及ぼします。
海面上昇
地球の温度が上昇することで氷河が溶け、海面が上昇してしまいます。こうなってしまうと海抜の低い島国は近い将来沈んでしまうかもしれません。
砂漠化
1977年のUNCODの報告によると、世界各地で毎年6万km2の土地が砂漠化で失われたことになり、現在もなお同じ割合で砂漠化した土地が増加し続けています。 これはほぼ九州と四国を合わせた面積に相当します。
※この面積は地球温暖化の影響以外にも人為的要因(過放牧、過耕作、薪炭材の採取等)を含めています。
環境難民の発生
環境が破壊されたことによりそれまで住んでいた人々が移動しなければならなくなります。大勢の人々が行く場所を失います。
太陽が原因
これまで二酸化炭素を原因とする一般的な考えをご説明しましたが、太陽が原因とはどういうことでしょうか?
太陽表面には黒点という黒いシミのような領域が存在します。黒点は周囲よりも温度が低いため黒く見えています。ちなみに、黒点の他にも白斑(はくはん)と呼ばれる周囲より温度が高い領域が存在します。この白斑は黒点の近くによく現れます。
この黒点の数で太陽のエネルギーの量がわかります。黒点数が増加すると太陽の明るさが増加し、地球に降り注ぐ太陽放射エネルギーも増加します。
このグラフは太陽の黒点数と気温偏差の関係を示していますが、これだと関係がないと思えますね。つまり、太陽活動が間接的に気温を変化させる仮説は信憑性が低いのです。
地球温暖化は嘘
そもそも地球温暖化なんて嘘であると考えている方もいます。彼らは「地球温暖化は、ある人たちが金儲けのために作られた嘘である」と主張しています。
本当なのでしょうか?
2015年にNASAの気象学者チームによって「南極の氷は毎年およそ1000億トンずつ増えている」という発表がされました。
この発表は、地球温暖化懐疑論を後押しし、また逆に多くの学者から、
「この研究には重大な問題があり、この結果にたどりついたことは不幸なこと」
「非常に難しい測定法であり、私なら相当疑って(調査に)かかります」
という意見も出ています。
さらに地球は周期的に温暖化と寒冷化を繰り返しているとも言われており、最近温暖化が始まったわけではないという意見もあります。
さらに、二酸化炭素の増加・減少が必ずしも気温と比例していないということも挙げられます。
Wikipediaには『地球温暖化に対する懐疑論』というものがあり、内容は
- 地球温暖化は人為的ではなく自然現象だから
- 二酸化炭素よりも水蒸気の影響が大きい
- 太陽系の活動が原因であり、二酸化炭素ではない
- 紫外線や太陽風、宇宙風が気候変動をもたらしているから
- 小氷河期が終えて、温暖期に入っているから
- 地球は実際に寒冷期をむかえているから
- 地球放射エネルギーの95%は吸収され、飽和状態だから
- 枯渇性エネルギーの使用による放熱により温まっているだけだから
というものでした。
地球が実際に寒冷期を迎えているというのはご存知でしたか?
詳しくは『地球はミニ氷河期になる 宇宙について』で解説しています。
記事を読んでいただきありがとうございます。
地球温暖化が「温室効果ガスによるものだ」や「太陽活動によるものだ」や「地球温暖化は嘘」などたくさんの説が出ていますが、あなたはどれを信じますか?
どれであったとしても環境を美しく保つことはやらなければなりません。自然豊かな環境を守りましょう。
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