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死とは何か What is death 哲学

 

この記事では皆さんと一緒に「死とは何か」を考えていこうと思います。

是非コメント欄で考えをお聞かせください。

 

 

 

まずとはなんだと思いますか?

 

誰もが最後に経験するもの…

 

それなのに深く考えたことはないと思います。

 

そこで今回は

「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義(amazon)

という本に沿って考察していきます。

 

 

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イェール大学での人気講義「死とは何か」の内容を要約してご紹介します。

この講義はイェール大学哲学教授のシェリー・ケーガンさんが行なっています。

 

 

人生はゴールを設定することが大事ですよね。

例えば、20歳には就職して、30歳には結婚すると言ったものです。

人生のゴールは人それぞれなのですが、一つだけ全人類に共通しているゴールがあります。それが「死」です。誰もが死に直面します。

ですが、死について考えたいという人は少ないと思います。

なぜ少ないかというと、死は怖いからです。

 

死はそんなに怖いものではない

 

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死が怖い理由とはなんでしょう。

 

それは未知のものだからです。

ですが、教授は「死なんて全然未知なものじゃない」と考えています。

教授によると、死は簡単に想像することができ、

「世界なんてほぼ変わらない誰もが知る著名人が死んだ後も、

 我々の生活が変わらず進むように」

だそうです。

 

 

例えば、熱を出して会社を休んだところで会社は回りますよね。

死んでしまっても世界はほんのちょっと違和感を残すだけであって、

今までと変わらず回っていくのです。

 

ですが、自分が死ぬ瞬間を想像すると世界が変わらなかったとしてもまだ怖いですよね。死んだ後自分はどうなってしまうのか。魂はどうなってしまうのか。

 

 

 

魂はない

 

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人間は特殊な機能を持っていますが、死んだ後も人格だけが魂として存在するとは考えにくいそうです。人格や思考に関しては「無」になるそうです。

この無の状態は夢を見ずに眠っている状態とほぼ同じです。

自分の人格が消えるということは我々も経験しています。

 

それはお母さんのお腹の中にいた時です。

何か怖いことや苦しいことはありましたか?

 

死とは人格が消えることであり、人格が消えることはすでに経験済みなのです。

 

地球上の歴史でいえば我々が人格を持って生活している期間なんて一瞬です。

つまり、人格が存在していない方が普通なのです。

 

そう、死を経験済みなのです。

 

死が怖くなくなりましたか?

まだ怖いという方もいると思います。

 

死が未知ではないとわかってもなぜ死が怖いのでしょうか。

 

それは剥奪説であれば説明ができます。

死が怖いと思うのは、死ななければもっといい人生があったはずなのにその未来の人生が奪われてしまうからです。

 

「いつ死んでもいい」と考えているお年寄りの方を見たことはありませんか?

 

・人生でやることをやりきった

・未来がなくても奪われるものがない

つまり、剥奪説にあてはまらないのです。

 

剥奪説にあてはまらないと死が怖くなくなります

 

 

これは反対のことも言えます。

これからも未来が悪くなり続けると思うと、死にたくなります

自殺したくなるのです。

自殺なんて許されるものではないというもが一般的な考えですよね。

 

ですが、シェリー先生は自殺が常に許されないとは言い切れないと考えています。

この世界には人生が悪くなり続ける人もいます。

例えば、不治の病の方が挙げられます。

 

痛みに耐えるだけの人生を送る人です。

ここで道徳的な観点を無視すると、死んだ方がましという状況は起こりうるのです。

 

死ぬことを許さないということは、

ヘドロでできたパイを「神様からの贈り物なんだから食えよ」というようなものです。

 

こう考えると、大半の自殺はおかしいですよね。

 

・恋人にふられた

・大学受験失敗した

・就職活動に失敗した

・リストラされた

 

これらは確かに悪い出来事です。

ですが、人生が悪くなり続ける証明にはなりません。

これは死ぬべきではない状況なのです。

 

視野が狭くなってしまって悪くなり続けると勘違いすることで多くの自殺を引き起こします。もし、死にたくなるくらい辛い状況の人から相談を受けたら、「自殺なんてするな!」と言うのではなく、「今は辛いかもしれないけど、未来はよくなると思うよ!」というように未来の可能性に気づかせてあげます。

 

 

まとめ

死というものは未知のものではなく、経験済みである。

自殺したくなるのはこれからの未来が悪くなり続けると思うから。

 

 

記事を読んでいただきありがとうございます。

死は怖くないということですね。

ここで面白い世界の話をします。

youtubeで「もし寿命が見える世界だったら」というテーマの動画を見たことがあります。つまり自分や周りの人の寿命がわかる世界です。

 

この世界では寿命が見えるからこそ人生の最後を最高のものにできたという人がたくさんいます。もし見えなかったら人生の最後を無駄な1日にしていたことでしょう。

 

ですが、現実世界では寿命は見えません。

つまり、明日死ぬかもしれませんよ?

ここでスティーブ・ジョブズの名言を思い出します。

 

もっと知りたい方はスティーブ・ジョブズの記事をご覧ください。

 

今日が人生最後の日ならもし今日が自分の人生最後の日だとしたら、

 今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?

 

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今日をどう過ごしますか?どう過ごしましたか?

人生最後にふさわしい1日でしたか?

 

死は我々の活力にもなります。

 

死について思ったことを是非コメント欄で教えてください。

 

 

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