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【 パラドックスまとめ 】 難解な問題にあなたは耐えられますか?

 

 

 

この記事ではさまざまなパラドックスについてご紹介しています。パラドックスとは矛盾のことで、矛盾とは『前に言ったこととあとに言ったこととが一致しないこと。一般に、理屈として二つの事柄のつじつまが合わないこと』です。

 

 

 

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頭が混乱するくらい複雑なものもあるので、ご注意を…

パラドックスは全て難解なものです。深く考えずに読み解きましょう!

 

しかし、本当に深く掘り下げていくとまるでブラックホールに飲み込まれたかのように思考することが不可能になります。

 

 

全能の神は存在するか

 

あなたは全能の神の存在を信じますか?

この存在を否定するパラドックスがあります。

 

それは、神に

『全能であるならば、何人にも持ち上げることのできない石を作る事はできますか?』

と聞くことです。

 

ここで矛盾が生じるのですが、なにわかりますか?

 

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もし、神が石を作ったとします。石は何人にも持ち上げることはできません。神はこの石を持ち上げることはできないのでしょうか。持ち上げられないということは神は全能ではありませんね。

 

では、石を作れなかったとすると、この時点で全能ではありませんね。

 


どちらを選んでも、「不可能なことがある」という結果にたどり着く。「全能など、この世に存在しない」ということを証明するためによく用いられる逆説です。

 

 

砂山のパラドックス

 

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まず、2つの前提があります。

 

  1. 砂山は膨大な数の砂粒からなる
  2. 砂山から1粒を取り除いても、それは砂山のままである

 

では、

『1億粒の砂からなる「砂山」から1粒だけ取り除いても、それは砂山のままである。これを繰り返して、1粒ずつ取り除いていくと、最終的にどうなるのか?』

というものです。1粒を取り除いても砂山はそのままである、と前提があります。

最終的には0になるが、あなたは10粒の塊を砂山と言えますか?

 

つまり、「これ未満は砂山ではない」と定義することで砂山ではないと言えます。

 

例えば『10万粒未満は砂山ではない』と仮定します。

もし、9万9999粒だと砂山と言えません。これでは1粒の差しかありません。9万9999粒は砂山じゃないと言えるのでしょうか?これは砂山の粒の定義が曖昧なため生じるパラドックスでした。

 

 

 

人食いワニのジレンマ

 

ジレンマとは俗に、相反する二つの事の板ばさみになって、どちらとも決めかねる状態。

 

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人食いワニが子供を誘拐して、その母親にこう言いました。

 

『これから私がすることを言い当てれば、子供は無事に返してやる。

 不正解なら食べてしまう』

 

このとき母親が「あなたはその子を食べてしまうでしょう」と答えた場合は、ワニが食べようと思っていても、食べないどこうと思っていても食べられてしまいます。

食べようと思っていた時に、そのことを当てられるとワニは子供を返さなければいけません。ですが、返すと子供を食べるということは、不正解になります。

 

つまり、

『返す』『食べる』

を両立しないといけないことになります。

 

ワニが子供を食べないと言っていた場合は、母親が言ったことは不正解なので、ワニは子供を食べないといけません。先程ワニは子供を食べないといいましたよね。これがパラドックスです。

 

 

確率のパラドックス

 

『ある家族に2人の子供がおり、1人は男の子です。

 では、もう1人が男の子である確率はいくつでしょうか?』

 

※ 男の子と女の子が生まれてくる確率は等しいとします。

 

いくつだと思いますか?

 

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普通に考えたら、この問いに対する答えは2分の1ですよね。

ですがなんと、この答えは3分の1です。

 

これはどういうことか説明していきます。

2人の子供の組み合わせは次のようなものになります。

  1. 兄と弟
  2. 兄と妹
  3. 姉と弟
  4. 姉と妹

この4つのグループに分けることができましたが、

1人は男の子とわかっているので、4番はありえませんね。

 

つまり、4が選択肢から消えます。

 

ここで、2人とも男の子の組み合わせは1番の組み合わせしかありません。

そう考えると。選択肢「1,2,3」の中で1だけ、ということで3分の1となります。

 

信じがたい結果ですね。

 

 

 

タイムマシンのパラドックス

 

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ドラえもんでよくあるパラドックスですが、タイムマシンでは多様な矛盾が生じます。

 

例えば、未来人がこの時代に来て新たな技術を伝えたとします。

その技術は未来の人々が持っているわけですが、技術は誰かが開発したものです。未来も過去に技術を伝えてもらっているから知っているのであり、開発した人が誰もいません。

 

タイムマシンのパラドックスは他にもあります。

 

このパラドックスを説明するために「多次元の世界が存在する」といった解釈があります。つまり、技術を過去には伝えたものの、自分の世界線ではないため影響はないといったものです。

 

また、最新物理学では『世界は11次元である』といった結論が下されています。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

 

 

 

 

親殺しのパラドックス

 

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タイムマシンのパラドックスと同じで、あなたが自分が生まれる前の時代へ行き、自分の両親を殺したとします。すると、自分は生まれないことになるのですが、親を殺す人がいなくなることになります。

 

 

タイムマシンは実在するのでしょうか…

 

 

嘘つきのパラドックス

 

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ある人がこういいました。

 

『私は嘘しかつかない』

 

この言葉が本当だった場合、嘘しかつかないという言葉自体が嘘になるので事実に反することになります。

 

では、あの言葉が嘘だった場合はどうなるでしょうか。この人は嘘は言わない人ということになるので、こちらも事実に反しています。

 

たった一文で矛盾をするとはなかなかレベルの高いものですね。

 

自粛を要請する

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コロナウイルスに関して、「自粛を要請する」といった発言を耳にしますが、自粛とは「自分から進んで、行いや態度を改めて、つつしむこと。」と定義されており、要請という言葉とは組み合わせることのできないものです。

しかし、多くの人々がこのように言っているのではないでしょうか?

 

日常にも矛盾は多く存在するので、より一層深く観察してみるのも楽しいかもしれません。

 

 

 

記事を読んでいただきありがとうございます。

今回はパラドックス(矛盾)についてまとめましたが、どうでしたか?頭が痛くなるようなパラドックスもあり、少しお疲れかもしれません。検索して見るとたくさんのパラドックスが出てくるので深く考えることができますよ。

また、哲学も同様に考えれば考えるほど引き込まれていきます。

いくつかご紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

 

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