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嫌われる勇気とは 【書評】

 

 

この記事では『嫌われる勇気』の紹介です。

【 書評 】

 

 どういった内容なのか、文章形式はどうなっているか、などをご紹介していきます。

友人から、親から、「大切な人に贈りたい本」として話題沸騰中!!だそうです。

 

 

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説明

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、岸見一郎と古賀史健の共著による、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍。

(Wikipedia)

 

国内累計208万部、世界累計485万部の大ヒットを記録しています。 続編の『幸せになる勇気』との合計部数は世界で600万部を突破し、21世紀を代表するベストセラーとなっています。

 

幸せになる勇気については、後ほど記事でご紹介する予定です。

 

著者

古賀史健

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哲学者

岸見一郎

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なんと、この本はドラマにもなったそう。

番組説明では

他人を気にしない生き方を提唱するアドラー心理学の大ベストセラーが、まさかの刑事ドラマ化!明確に否定します…最強のアドラー女子・庵堂蘭子の推理が始まる!

と紹介されています。 

 

 

 

冒頭の文をご紹介します。

かつて1000年の都と謳われた古都のはずれに、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる、と説く哲学者が住んでいた。納得のいかない青年は、哲学者のもとを訪ね、その真意を問いただそうとしていた。悩み多き彼の目には、世界は矛盾に満ちた混沌としか映らず、ましてや幸福などありえなかった。

 

この本では青年と哲人が登場します。

 

 

 

文章形式

哲人青年の対話で、哲人はオーストリア出身の精神科医であるルフレッド・アドラーの思想を心得ており、凡人では理解しがたい考えなどに触れることができます。

 

例えばこんな感じです。

場面(P24)

なぜ『人は変われる』なのか

 

青年:私の友人に部屋に引きこもり、外の世界に対して恐怖感を持っていて、外に出ることができない男がいます。

哲人:あなたは彼が外に出られなくなった理由はどこにあると思いますか?

青年:彼の過去や家庭の事情までは窺い知る事はできませんが、トラウマがあるかもしれません。

哲人:いずれにせよ、ご友人の『過去』にトラウマなりなんなりの『原因』となる出来事があった。その結果、彼は外に出られなくなったのだ。そうおっしゃるわけですね。

青年:もちろんですとも。結果の前には、原因がある。なんの不思議があります?

哲人:では仮に外に出られなくなった原因が幼い頃の家庭環境にあったとしましょう。・・・

 

続きはご自分で、

※少し言い方を変えています。

対話なので、自分を青年と思い話を読み解いていくことが可能です。一般の考えをもっている青年とアドラー心理学の考えをもっている哲人の議論はとても深いもので、おもしろいです。

 

 

 

アドラーは、

すべての悩みは
「対人関係の悩み」である

 

と考えています。こちらはなかなか納得がいかない内容だと思いますが、哲人に青年が私たちの代わりに質問してくれます。対話で、アドラーの言っている事がわかります。

 

また、

トラウマを否定せよ

とも言っています。過去のことを言い訳にして行動しない、ということはいけません。

 

アドラー目的論の考えでした。

本を読んでいくと難しい単語があり、読むのは少し難しいかもしれませんが、対話形式の読みやすい本となっており、読むことにより新たな世界にいく事ができるのかもしれませんのでとてもおすすめの本です!

 

本文中にわかりやすいものがあったので要約してご紹介します。

 

哲人は書斎で簡単なカウンセリングも行っており、何年も前に過去に哲人のもとにある女学生が訪れたそう。その女学生は、好きな男性がおり告白したいけれど、自分は赤面症だから…と告白できないので治したいと哲人のもとに来ました。「赤面症が治ったら告白するんだ」と。

青年は「赤面症を治さないとですね」と言う。

哲人はこう考えました。

彼女自身が赤面症という症状を必要としている』と。

これに青年は疑問を抱きます。

ですが、

哲人がいうには、彼女にとって一番怖ろしいことは彼に振られてしまうことだ。

赤面症を持っている限り、彼とお付き合いできないのは赤面症があるからだ

と彼女は考える事ができ、告白の勇気を振り絞らずにすむし、例え振られても自分を納得させる事ができる。

つまり、

赤面症を仮に治したとしても、振られた場合自分を納得させる理由がなく余計に彼女を傷つけることになる

と哲人は考えたのです。

 

なるほど…

となりませんか?

 

題名は嫌われる勇気ですが、上記のようにいろいろな考え方を知る事ができます。

 続編の『幸せになる勇気』もあります。是非読んでみてください。

とても人気の本です!

 

 

今回の記事では、『嫌われる勇気』についてご紹介しましたが、読んでみたいと思えたでしょうか? 文字ばかりの記事となってしまい、少し反省しています…読み始めたら、止める事ができなくなるくらい興味深い本です。物事を違う視点から見る事ができる自己啓発の本なので是非読んでみてくださいね!

 

 

自己啓発とは…

自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。 他に、自己開発、自己啓蒙、自己変革、自己改革などの表現も使用される。 

(Wikipedia)