米津玄師の人生 苦悩との戦い
1991年3月10日に徳島県で誕生
身長:188cm
血液型:O型
彼の夢は漫画家になることでした。小学5年生の頃彼の人生を大きく替える出来事が起こります。それは当時流行っていたフラッシュアニメでした。そこで使用されていたBUMP OF CHICKENの楽曲に感銘を受けます。
のちに彼はこうインタビューで答えています。
どこの誰かも分からない人が作ったものだったんですけど、それがすごく好きだった。
自分はもともと漫画家になりたかったしアニメも好きだったし物語を作りたかったんです。いろんなキャラクターがいてそれが住んでいる町があってその中で対立や抗争があって物語が進んでいく。そういう世界観に憧れがあった。
BUMP OF CHICKENの音楽はすごく映像的で聞いていて情景が浮かぶものだった。今まで自分が漫画やアニメを通して見てきたものとすごくリンクする部分があったんですね。
そこからだと思います。
中学3年性の頃から自分の音楽の制作をスタートしました。アマチュアバンドも始めます。そしてバンドのフロントマンとして文化祭に出演します。
2008年10代限定ロックフェス第1回「閃光ライオット」2次審査落選。
2009年高校卒業後専門学校に進学し、そこでもバンド活動を行っていました。
そうした中彼の心の中では「楽しくない」というモヤモヤがあったそうです。
バンド活動と並行して行っていたのはVOCALOIDを使用したオリジナル楽曲の制作でした。2009年5月ニコニコ動画で「お姫様は電子音で眠る」を公開。
彼はニコニコ動画の中で人気を得ていました。
- 結ンデ開イテ
- 羅刹ト骸
- マトリョシカ
- パンダヒーロー
など次々とミリオン再生を達成するヒット曲を発表します。
音楽を洗練させていく中で彼は悩んでいました。「誰ともコミュニケーションをとらず全部自分一人でやってそれが楽だから。楽な方向に行っていないか」と。
そして自分の声で、自分の名前でやると決意します。
2012年本名での音楽活動を開始します。米津玄師としてのファーストアルバム「diorama」はオリコン週間アルバムランキングで初登場6位を記録するスマッシュヒットを記録。しかし、彼にとっては不満の残る結果でした。「自分ができること全てを詰め込んだのに6位…あぁ、俺のやってきたことってニコニコ動画の中だけで通用するものだったんだ…自分が感じる美しさは世界共通じゃなかった…」
「diorama」リリース後、彼は音楽が作れなくなります。ライブの開催もなく、動画投稿サイトも投稿が止まります。
「誰かと話がしたい。誰かと話をして一緒にものを作る。誰かのためにものを作らないといけないんだ。自分の世界だけじゃダメなんだ。」そう決意し、音楽制作を再開します。これまでの制作スタイルとは大きく異なっていました。ミュージシャンを招きエンジニアとも話をするスタイルに変更したのです。今まで他社との共同作業なんてやってこなかった彼はなかなか伝わらず、苦しみの中にいました。
2013年「サンタマリア」リリース
彼はこう語っています。
大変でしたね。サンタマリアを作り終えたあとは、本当に落ちこんだんです。自分の至らなさもそうだし、周りに対する何でわかってくれないんだっていう怒りもあったし、今まで全くやってこなかったことをいきなりやったわけだからものすごい拒否反応が自分の中に起きて
その後も彼は楽曲を発表し続けます。
2014年3月「アイネクライネ」リリース
2014年4月アルバム「YANKEE」リリース
アルバムのリリースを記念してワンマンライブを開催し、のちにこう語っています。
レコーディングで一緒にやったメンバーを集めて練習して去年の6月に初めてライブをやりましたね。「楽しいじゃん」と思ったことはないです。自分の声が聞こえないとか、そういう悩みは未だ全然あってどうしたらいいかわかんないな、って感じながらずっと練習してて。
初めてライブをやるときも、正直いうとそれは未だ残っていて。
それが残っている状態でライブ会場で自分が最低限何をするべきなのかって考えたら、楽しむことだと。無理やりにでも楽しむ。お客さんを前にして、自分が演奏して歌って…多分ボロボロだろうなっていう予感だけはあって(笑)。
じゃあボロボロの中でどうやって楽しむのか、どうやって自分を騙すのか、っていうことだけを考えてました。
彼は自分を騙しきることに成功します。
ライブに対する苦手意識を払拭した米津玄師。そこから彼の活動は加速していきます。
2015年「Flowerwall」「アンビリーバーズ」アルバム「Bremen」
2016年「LOSER/ナンバーナイン」
2017年「orion」「ピースサイン」「打上花火(作詞・作曲プロデュース、ゲストボーカルを担当)」
2018年「Lemon」「Flamingo/TEENAGE RIOT」
2019年「馬と鹿」
名言
「僕は苦しいです」
「あなたが好きです」と表明するだけの言葉すら持つことを許されていない人間がいることを知っている。今はそういう奴にこそ音楽を届けたい。きっと大丈夫だといってやりたい。世の中そんな大したもんじゃないと教えてやりたい。
私だってここまでこれたもの。
記事を読んでいただきありがとうございます。
とても有名な米津玄師さんの人生をご紹介しましたが、どのような印象を受けましたか?人生の中でたくさんの苦労を経験し、自分がほうとうにやりたい音楽を見つけ、苦手を克服するなど、たくさんの努力をしています。私たちも見習って頑張らなくちゃいけませんね。
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