南海トラフ地震 確率や規模の大きさとは 起こる理由も解説!
今回は30年以内に70~80%の確率で起こると言われている『南海トラフ巨大地震』についてご紹介します。
この地震が起こる仕組みや起きた場合の被害範囲もご紹介しています。
是非見てみてください!
よくTVやインターネットなどで話題にされることも多い南海トラフ巨大地震ですが、
そもそも南海トラフとは、何でしょうか?
よく知らないという方や疑問に思う方もいるかもしれません。
南海トラフとは四国の南の海底にある水深4000メートル級の深い溝のことです。
下の画像の赤い線が南海トラフです。
では次に南海トラフ地震が起こるメカニズムについてご紹介していきたいと思います。
- 海側のプレート(フィリピン海プレート)が陸側のプレート(ユーラシアプレート)の下に1年あたり数cmの速度で沈み込みます。
- その際、プレートの境界が強く固着して、陸側のプレートが地下に引きずり込まれることで、ひずみが蓄積されます。
- 陸側のプレートが引きずり込みに耐えられなくて、限界に達して跳ね上がることで発生する地震が「南海トラフ地震」です。
①→②→③の状態が繰り返されるため、南海トラフ地震は繰り返し発生します。
知らなかった方もいるかもしれませんが、
例えば、江戸時代に起こった「宝永地震」などがあります。
では、じっさいに、何年ぐらいの間隔で南海トラフ地震は来るのでしょうか?
大体100〜150年の間隔を開けて繰り返し発生しているそうです。
この頃、よくメディアでこの話題が取り上げられている理由としては、
前の地震から約70年経っており、次の地震の発生が迫ってきているからなのです。
そうは言っても、実感が湧かない方や「具体的に地震が来たらどうなるの?」と思う方も多いと思います。わたしもそうです。
南海トラフ地震の中でも科学的に想定される最大クラスの地震を、
どのくらいの震度がくるのか、気になる人もいると思います。
被害想定によると、南海トラフ巨大地震がひとたび発生するだけで、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があり、それに隣接する周りの広い地域では震度6強〜6弱の強い揺れになると想定されています。
震度分布を表した図↑
また、3月11日と聞くだけで、思い出す人も多いですが、東日本大震災で津波の脅威を目の当たりにした人は、「南海トラフ巨大地震でも津波が、発生するのではないか」と心配になると思います。
これはまだ想定ですが、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が考えられています。
津波高についての図↑
震度や津波高についてご紹介しましたが、
まだイメージがつかない方も多くいらっしゃるかと思います。
その方たちのためにも、僕自身見てとても勉強になった
動画(NHK)を載せておきますので、ぜひご覧ください。
いや〜、本当に来ると思うとぞっとしますね。
この記事を読んで、少しでも南海トラフ地震について、関心を持ってくれると嬉しいです。そして地震に対しての対策を考えることもとても大切です。
家族と地震が起きた場合について話し合い、避難場所などをあらかじめ決めておくべきです。
この記事では紹介できなかった事もたくさんありますので、もっとこの地震について知りたいという方は、ご自身で調べてみて下さい。