宇宙の歴史を一年で表す
宇宙は137億年ほど前に誕生したとされています。
地球が誕生したのは46億年前で人類の誕生は40万年ほど前だと考えられています。
ここまで大きい数字ではなかなか想像することができませんよね。
そこで今回は宇宙の歴史を一年で表したものをご紹介します。
参考にしたのはこちらの動画です。
- 1月1日0時0分:宇宙誕生
- 1月6日:最初の星が誕生
- 2月15日:天の川銀河誕生「120億年前」
- 8月25日:太陽系誕生「48億年前」
- 8月30日:地球誕生「46億年前」
- 9月18日:原始生命誕生「39億年前」
- 10月1日:バクテリア登場「35億年前」
- 11月29日:多細胞生物登場「12億年前」
- 12月21日:両生類が生まれ陸へ上がる「3億5000万年前」
- 12月23日:恐竜誕生
- 12月31日21時38分:人類誕生
- 12月31日23時59分55.4秒:西暦1年「2000年前」
1月1日0時0分:宇宙誕生
宇宙が誕生した138億年を1月1日0時0分とします。
宇宙が誕生して1秒〜3分後に水素やヘリウムなどの物質が作られたとされています。
一年にするとほんの一瞬ですね。
宇宙がどのように誕生したかご存知でしょうか?
一番有力な説が宇宙はビックバンで始まったというビックバン宇宙論ですが、この他にも宇宙の誕生には様々な説があり、未だ解明にはいたっていません。
宇宙は誕生した直後に光速を超える速さで大きくなり、現在も膨張し続けていると考えられています。
1月6日:最初の星が誕生
宇宙は誕生から38万年後に真っ暗闇の暗黒時代に突入します。
そんななか最初の星が誕生したのは、宇宙誕生からおよそ2億年後だと考えられています。この最初の星の誕生は一年に換算すると1月6日のことです。
2月15日:天の川銀河誕生「120億年前」
宇宙誕生から7億年ほどたった頃、銀河が形成し始めました。
銀河のできかたについてはおもに2つの説があります。
- 誕生したばかりの頃、銀河はすべてが一ヶ所に集まっており、それが時間と共にバラバラになった
- 最初に星ができ、その星が集まって銀河になった
地球が所属する天の川銀河ができたのは宇宙誕生から17億年後、今から120億年前のことです。一年にすると2月15日になるのです。
宇宙誕生から1ヶ月以上たった頃にようやく天の川銀河は誕生したのです。
8月25日:太陽系誕生「48億年前」
天の川銀河の誕生から太陽系の誕生まではしばらく間が空きます。
宇宙誕生から90億年以上たった今から48億年前に、ようやく太陽系は誕生しました。とはいえ突然今のような形の太陽系が姿を現したわけではありません。宇宙に漂うチリやガスが集まり、最初に太陽が生まれました。
そして太陽になれなかったチリやガスが集まり太陽の周りの惑星ができたのです。
8月25日に太陽が誕生したのは北半球に住む私たちにとってはなんだか理解できるような気がしますね笑
8月30日:地球誕生「46億年前」
太陽系が誕生し、地球が誕生するまでには2億年ほどの月日が流れますが、1年にするとほんの5日ほどです。夏休みが終わる前に地球が誕生しましたね。
たくさんの隕石がぶつかり、地球は少しずつ成長を続けました。生まれたばかりの地球は火の玉のようだったと考えられています。この火の玉が徐々に冷え、大気中の水蒸気が雨となって何万年も降り注ぎ、海ができたと考えられています。
この誕生した海が地球を生命の星にしたのです。
9月18日:原始生命誕生「39億年前」
原始生命が誕生したのは地球誕生から7億年後の今からおよそ39億年前のことでした。
一年で考えると地球誕生から半月ほどで生命のもとが誕生したことになりますね。
原始生命は2重の膜に包まれた袋状だったと考えられています。液状で細胞も持っておらず、アメーバよりもさらに原始的なものだったようです。この原始生命は酸素を使わずに生きていたと考えられています。
これがどのように進化していったのかはまだわかっていないそうです。
10月1日:バクテリア登場「35億年前」
原始生命は有機物を栄養源としていましたが、有機物がついてしまい自分で栄養を調達する必要に迫られました。これが光合成の始まりだったと考えられています。
そして誕生したのが光合成ができる最初のバクテリアであるシアノバクテリアでした。
11月29日:多細胞生物登場「12億年前」
多細胞生物が生まれたのは最初のバクテリアが誕生してから23億年もたってからでした。単細胞生物が細胞1個からなるのに対し、多細胞生物はいくつかの細胞からできています。
単細胞生物は今でも地球上に生息しており、アメーバやゾウリムシなどがそれにあたります。実はこの単細胞生物から多細胞生物への進化が声明の進化の中の大きな転換期だったといわれています。多細胞生物は役割を分担することで細胞への負担を軽くすることができるのだそう。
12月21日:両生類が生まれ陸へ上がる「3億5000万年前」
陸の上は最初は有害な紫外線が溢れていましたが、オゾン層が形成され有害な紫外線は無くなりました。陸の上の安全が確保されると、両生類が誕生し生物は陸に上がって生活するようになりました。
この進化の過程には目の発達が関係しているとされています。目が大きくなって視野が広くなり、これが脳の発達を促したのだそうです。
12月23日:恐竜誕生
生物は陸に上がってから驚くべき進化をみせます。
恐竜が誕生したのは生物が陸に上がってから1億2000万年ほどたった頃のこと。
その恐竜も今から6500万年前には全てを消してしまいます。
恐竜が姿を消してしまったのは一年にすると12月29日のことです。
恐竜が滅亡して理由については隕石の衝突や氷河期の到来など、様々な説があります。
12月31日21時38分:人類誕生
恐竜滅亡の少し前に人類の祖先と言われる霊長類が誕生し、その後人類が誕生したのが今から600〜700万年前と言われています。ですが人類の進化の過程は霊長類から進化したと考えると説明がつかないことがあるそうで、よくわかっていませんが人類の誕生は1年にするとほんの数時間前のことになります。
12月31日23時59分55.4秒:西暦1年「2000年前」
キリストが生まれた西暦1年を迎えたのは今から約2000年前のことです。
これは今からほんの数秒前のことになります。
20世紀が始まったのが23時59分59秒976
21世紀が始まったのが23時59分59秒996
となります。
記事を読んでいただきありがとうございました。
宇宙の歴史や地球の出来事を1年間にしてみると人類は本当に短い時間しか存在していないと言うことがわかりましたね。「死とは何か」の記事でご紹介した通り、人格がない方が普通なのも理解できますね。おすすめの記事で面白い記事を載せておくので是非ご覧ください!感想お待ちしています。
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