世界一のお金持ちジェフ・ベゾスの人生 Amazon創業の物語
世界一のお金持ち
世界一お金を持っている人は誰なのだろう?と考えたことありますよね。
米経済誌フォーブスが発表した世界長者番付2020年版によると
1位: Amazon.com 創業者のジェフ・ベゾス
資産額は約13兆5900億円でした。
さらに彼は3年連続の1位となりました。
2位はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツで、資産額は約11兆2700億円です。
3位はフランスの実業家のベルナール・アルノーで、資産額は約9兆9800億円です
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彼らの資産額はあまりにも大きすぎるため想像できませんよね。
まず、1兆円の大きさは1万円を平らに重ねるだけで10キロメートルの厚さになります。ジェフ・ベゾスの資産額は約13兆円なので130キロメートルの厚さになります。
宇宙の高度は組織によって違い、国際航空連盟という組織が、高度100kmから上を宇宙と定義しています。なお、米国空軍は80kmから上を宇宙と定義しています。
それでもジェフベゾスさんの1万円を平に重ねるだけで宇宙まで届くのです。
まぁこれでも想像できませんね。
世界一高価な車は約14億円なのでジェフさんは約9285台買うことができます。
とにかく世界でいちばんのお金持ちなのです。
そんなベゾスさんの人生とはどのようなものなのでしょうか?
ジェフ・ベゾスの人生
彼は1964年1月2ニューメキシコ州アルバカーキに生まれます。
ベゾスの母は再婚し、新しい父はエンジニアでした。そんな父の影響からなのかべぞすは小さい頃から科学に関心を持っていて工作の才能もあったそうです。ある時は弟たちを部屋に入れないように電動のアラーム作って仕掛けていたみたいですよ。
高校時代
高校在学中ではマクドナルドで働いていました。働きながら自動調理システムを分析していたようです。高校時代にフロリダ州で開催された科学の生徒研修プログラムにも参加しました。
さらに卒業時には総代を務めてスピーチを行なっていました。
とても優秀な方だったようです。
大学時代
高校卒業後はプリンストン大学に入学します。
プリンストン大学といえばフェルマーの最終定理を証明した人物が教授になったところです。フェルマーの最終定理もとても面白いので是非読んでください!
話を戻します…
優秀な工学系学生としてタウ・ベータ・パイ(学業成績の歴史と個人的および職業の誠実さへのコミットメントを示したアメリカの大学の工学系学生を称えるもの)にも選出されて、宇宙探査・開発のための学生組織のプリンストン支部長にもなっています。
また、全米最古の学生クラブであるファイ・ベータ・カッパ(勉強に励む大学生にとって最大の栄誉)のメンバーでもありました。
そう、ジェフ・ベゾスは最強大学生の一人であったのです。
卒業後
プリンストン大学を卒業したジェフ・ベゾスはインテルや、ベル研究所、アーサー・アンダーセンなどの大手企業からいくつもオファーを受けました。
ですが、彼が最初に就職したのはFitelという金融決済システムを手掛ける小さなスタートアップ企業でした。すでに起業を視野に入れていたベゾスはビジネス、特に金融のことは知っておいた方がいいと考えていました。
まずは金融ネットワークシステム構築のエンジニアとして働き、1〜2年で開発部門と顧客サービスの責任者に昇進します。
その後は大手金融サービス会社でプロダクト・マネージャー(マーケティング活動全般の権限と責任を持つ管理者を担当する職種)として勤務するも新興のヘッジファンドのD.E.ショーから声がかかり、またもや30歳の時わずか2年で上席副社長になりました。
インターネットとの出会い
当時の上司がインターネットの急激な発展に目をつけてベゾスにインターネットでのビジネスについて調査をさせました。ベゾスもインターネットが成長していることは感じていましたが、データにしてみると利用率が年2300%というペースで普及していることに驚きます。
人生の決断
そしてインターネットが普及しているということはインターネットでの買い物が大きなビジネスになるのではないかとベゾスは考えました。
ですが、ベゾスが今の仕事をこなしながらインターネット事業を行うことができません。かといって、今まで築いてきた地位を簡単に捨てることもできません。
1:仕事をやめて、新しく事業を始めてみる
2:このまま安定の仕事を続ける
この2択になります。
あなたならどちらを選択しますか?
ベゾスさんは『後悔最小化のフレームワーク』という考え方を用います。
後悔最小化のフレームワークとは自分自身が80歳になった時を想像してそこから振り返った時にやらないと後悔するかどうかというポイントで考えるというものです。
そしてベゾスはこれから確実に来るインターネットの時代に乗らないことは今の地位を捨てることよりも後悔すると感じました。
起業
こうしてD.E.ショーを退職し起業することになります。
ベゾスはインターネットで様々な商品を売ることを決めていましたが、最初は本の販売をすることにしました。
これには理由があるのですがなぜ本にしたと思いますか?
正解は、本は腐らず、時間が経っても価値が落ちません。そして商品数もたくさんあります。このように様々な理由からインターネットでものを売るには本が最適だったと考えたのです。
そして1994年7月5日に起業し、1995年7月にAmazonとしてオンライン書店サービスを開始します。創業時は「Cadabra, lnc」でしたが、数ヶ月後に「Amazon.com, lnc」に変更しています。
そして…
2013年、Amazonはついに世界最大のオンライン小売企業として認められました。
Amazonが急成長した理由は全てが革新的だったからです。
この例として、過去の購入履歴などから顧客一人ひとりの趣味嗜好を探り出し、それに合致すると思われる商品を重点的におすすめするというレコメンデーション機能があります。
よく一緒に購入されている商品
などがありますよね。
さらに事前に顧客情報と決済情報を入力してもらい、クリックするだけで注文が完了する1クリック注文もAmazonが最初です。
※他社が真似できないように特許も取得しています。
Amazonの5原則
1:競争相手より顧客を見る
2:マーケットを握るためリスクをとる
3:従業員のモラルを高める
4:企業文化を育てる
5:人に活力を与える
先ほどの革新的なサービスはこのAmazonの5原則という考え方とともに生まれているのです。
記事を読んでいただきありがとうございます。
世界一のお金持ちであるジェフ・ベゾスさんでしたが、知らないことが多かったのではないでしょうか?僕が驚いたのは優秀すぎる学生時代と、人生で最大と言っても過言ではない決断です。今後ベゾスさんを超えるお金持ちが現れる時代が来るのでしょうか…?
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