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ドーパミンとは 危険性とやる気の出ない理由 快楽物質 脳内 麻薬

 

 

今回はドーパミンという物質についてご紹介します。

幸福や依存に関わる物質です。

 

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テンションが低いとき、やる気が起きないときはありませんか?

もしかしたらドーパミンが足りていないのかもしれません。

脳科学の世界になります。

 

ドーパミンと、は脳と脊髄で構成される中枢神経に存在する物質です。

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ドーパミン神経伝達物質の1つで、これは中枢神経の中での情報伝達を担当しています。

 

中枢神経では「シナプス」と呼ばれる構造が作られていて神経細胞同士の間にほんのわずかな隙間があります。その隙間を挟んで神経伝達物質を合成する細胞と、受け止めるための受容体を持つ細胞があります。

ドーパミンのような神経伝達細胞破合成されたあと、受容体と結びついて活性化し、それぞれの作用を発揮します。

 

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ドーパミンはアドレナリンやノルアドレナリンの前段階の物質で、何か嬉しいことなどが起こると分泌されて「幸せ」や「気持ちが良い」といった感情を感じさせることができます。

そのためドーパミンは「快楽物質」や「脳内麻薬」と呼ばれています。

 

どのような時に分泌されるかご説明しましょう。

例えば学校のテストで100点を取ってみんなに褒められたとしましょう。このとき脳内ではドーパミンが分泌されて「とても気持ちいい」という快楽を得ます。

そして「またこの快楽を味わいたい」と考えもう一度同じ結果が出るように努力するようになります。このような循環ができることで、やる気に満ち溢れ、モチベーションを高く持つことができ、勉強を行うことができます。

 

点数が高くなるという良い例ですが、反対の例もあります。

 

例えば、ゲームでハイスコアをとってみんなから褒められたとしましょう。このときドーパミンが分泌され、とても気分が良くなります。

先ほどと同じように「この快楽をまた味わいたい」と考えもっとゲームに打ち込むことになるでしょう。

これではテストの点数が下がる悪循環の完成ですね。

 

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これらの例を見てわかる通りドーパミンはとても大切な物質です。

そして成功者という人たちはこのドーパミンの仕組みについてよく理解しています。自らの意思で行動力を上げ、いろんなことにチャレンジしていき莫大な成果を上げているのです。

 

 

 

ではドーパミンを増やすにはどうしたらいいのかをご説明します。

 

 

チロシンを摂取する

 

ドーパミンの元となる物質はチロシンという栄養素から生成されます。チロシンアーモンド大豆製品チーズなどに多く含まれています。

チロシンには毒性がなく、安全性が高いです。

ですが、食べ過ぎにはご注意ください。

 

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小さな目標を作る

 

ドーパミンは仕事をやり遂げたり、達成した時に分泌が増加します。

おすすめなのが1日のタイムスケジュールを決め、それを一つ一つ達成していくことです。

例えば、朝8時に起床。9時までに食事や身支度をする。12時にランチに行く。

そうすることでスケジュール項目を1つ終わらせらせたたびに達成感が生まれ、どんどん1日のタスクをこなしていくことができます。

「休日にやりたいことがあったのに全然できなかった」

と思うことが多い方は是非やってみてください。

 

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散歩をする

 

ドーパミン意図的に分泌させる方法は散歩です。

散歩はドーパミンの分泌が促されることはもちろんですが、それと同時に体全体の血行が促進されます。

「散歩をするのは面倒だし、時間がもったいない」

と思った方は騙されたと思って一歩を踏み出してみてください。

実際に散歩をしてみると時間を忘れるくらい歩いていたということが多々あります。自然豊かな緑の場所を散歩するのがベストです。

これはグリーンエクササイズといってストレスを軽減させる効果があります。

詳しくはストレスを解消する方法をご覧ください

 

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ここまではいいイメージだったと思いますが、ドーパミンの危険性についても知っておく必要があります。

ドーパミンをうまく活用することができればより良い人生を送れます。

しかし使い方を間違えると「依存症」に陥ってしまいます。

依存性が高いものといえば、アルコールやドラッグ、ギャンブルなどがありますが、私たちの身近にはそれ同等のかなり依存性の高いものが存在します。

 

例えばスマホゲームです。 

スマホゲームはドラッグやアルコールとは違い、誰でも気軽に遊ぶことができます。

しかし、ドラッグやアルコールと同等で依存性が非常に高いのです。

ゲームをすると脳が興奮状態となり、ドーパミンを大量に分泌します。

その結果、「面白い」「幸せ」という感情になり、どんどんゲームに没頭していきます。

身体のバランスを保つためにドーパミンの分泌を抑制します。

そうすると、脳は「さっきまでドーパミンがいっぱいあったのに…」となり、もっと分泌したほうがいいと考え「またゲームをしたい」という感情にさせます。

これがいわゆる「ゲーム依存症」です。

 

ゲーム依存症となってしまうと夜遅くまでゲームをしてしまい、睡眠時間を削ることで慢性的な睡眠不足となります。

そして日中は常にゲームのことばかりを考えてしまいます。

恋人や友人を会話をしている途中もゲームのことばかりを気にしていたり、仕事中も集中力が低下してしまい、ミスの引き金になる可能性もあります。

 

このような効果をもたらすことを理解すると、ドーパミンが「脳内麻薬」と呼ばれていることにも納得できますね。

「何度もやりすぎない」「ほどほどにしておく」

ということが大切です。

 

 

 

 

記事を読んでいただきありがとうございました。

ドーパミンについてご紹介しましたが、恐ろしい物質ですね。

この仕組みを理解し、自分の幸福度を操ることができればいいですよね。文中でもご紹介したドーパミンの分泌を増やす方法でも散歩がおすすめです。とても気持ちが良くなります。

クリエイティブな脳にするには散歩をしましょう!

散歩中にアイデアが急に出てくることがあります。

イデアは考えて出るものではありません。

騙されたと思って最初の一歩を踏み出しましょう。

 

 

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