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仕事とポジティブの因果関係 幸せと不幸せの数

 

 

ポジティブだと仕事がうまくいく

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毎日、ハッピーな気持ちで仕事をしていれば、仕事は成功するように思えますよね。ハッピーな気持ちが、幸運を呼び込んでくれるからです。ところが、 この因果関係は逆なのかもしれません。

 

仕事がうまくいっているからハッピーな気持ちになれるのであって、ハッピーだから仕事がうまくいくわけではない、という考え方もできます。

 

ハッピーな気持ちが成功に結び付くという因果関係と、成功しているからハッピーな気持ちが生まれる という因果関係では、どちらが正しいのでしょうか?

 

ドイツのエアランゲン・ニュルンベルク大学のアンドレア・アベルは、法学部・医学部・教養学部・経済学部・工学部の学生たち1336名について、卒業1年後、3年後、7年後、10年後までの追跡調査を行いました。

 

彼らはさまざまな職に就いていました。 何を調べたのかというと、 客観的な成功と主観的な成功の2つ。

客観的な成功は、 月収と組織内でのポジションで調べました。 収入なしの人を0点とし、1万ユーロ以上稼ぐ人を1点として測定したのです。

また、入社してから出世した回数も測定し、これらを客観的な成功の指標としました。

主観的な成功というのは、本人の満足感です。どれだけ仕事が好きで満足しているかで得点を出しました。

 

 

アベルさんは客観的な成功と主観的な成功の要因について、それぞれに因果関係の強さを求めてみたのですが、主観的な成功が高ければ、客観的な成功も後から付いてくるという因果関係のほうが強い、 ということが明らかにされました。

客観的に成功しているから、 主観的にも成功を感じられるのだという因果関係については、弱かったのです。

 

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結論としていえば、仕事がうまくいっているから、 ハッピーになれるのではなくて、ハッピーでいるから、 仕事はうまくいくという因果関係が見られたと言えるでしょう。

もし仕事で成功したいのであれば、とにかく不満などを抱えず、『なんて自分は幸せ者なんだ!』とか、 『毎日楽しくてしかたがない!』という言葉を口グセにしましょう。

そういうハッピーな気持ちで仕事にに取り組んでいれば、 そのうちに成功もやって来るでしょう。 自己啓発系の本には、普段からボジティブな思考をするようにしていると、ポジティブな結果が訪れると書かれています。

疑問に思う人もいると思いますが、どうやらこれは本当のことと言えます。毎日ウキウキしながらポジティブに生きていきましょう。

 

 

 

幸せと不幸せの数

 

質問です。

幸せと不幸せはどちらが多いと思いますか?

 

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ウキウキするような出来事と、ガッカリするうな出来事があるとして、私たちの心理に大きな影響を与えるのはガッカリするような出来事のほうです。

ポジティブなことよりネガティブなことのほうに、 私たちの心は引っ張られやすいと言えるでしょう。

 

例えば、職場で上司にほめられたとか、大好きな先輩からデートに誘われたとしましょう。 これはとてもウキウキするような出来事です。

その一方で、お客さまに怒鳴られるとか、発注ミスをしてしまったとか、自分の陰口をたまたま耳にしてしまったとか、 非常にガッカリするような出来事が、まったく同じ日にあったとしましょう。

 

ではどちらが私たちの心理に大きな影響を与えるのかというと、明らかに後者なのです。

ポジティブなことがあっても、ネガティブなことがあれば私たちの気分はものすごく落ち込むのです。

 

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米国ミネソタ大学のアンドリー・マイナーは、ある照明製造会社の従業員にポケットベルを渡して、1日に4回ほどランダムな時間に連絡を取りました。

従業員たちには、ポケットベルが鳴ったときに、嬉しいことや不愉快なことがあったかどうかと、その時々の気分について記録を取っていくことが求められました。

 

すると、同僚にジュースをおごってもらうとか、上司に勇気付けられるとか、ポジティブな出来事がネガティブな出来事よりも3倍から5倍も頻繁に起こっていることがわかりました。幸せな出来事と不幸せな出来事では、圧倒的に幸せなことのほうが多かったのです

 

ところが、自分の気分に影響を与えるのはネガティブな出来事のほうでした。ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事のほうが、5倍も気分との結び付きが強かったのです。ポジテイブな出来事があったからといって、必ずしも気分が上がるわけではありません

気分が上がるときもあれば、そうでないときもありました。 ところが、ネガティブな出来事があれば、 ほぼ確実に不愉快な思いになったり、気分が落ち込んだりしたのです。

 

私たちの気分は、ネガテイブ方向に引っ張られやすい傾向があります。嬉しいと思うときより、何だか不愉快な気分を感じるときのほうが多いように思うのはそのためです。

実際には、ポジティブな出来事はより頻繁に起こっているのですから、自分はツイていない人間で、不愉快なことばかりが起きるというのは、 単なる思い込みです。 本当はポジティブな出来事はもっとたくさん起きているのです

 

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記事を読んでいただきありがとうございます。

ポジティブな気持ちが成功させることがわかっているのでポジティブにいきたいですね。ポジティブな出来事は自分の思っている以上に起きているので思い込みをなくせるように頑張りましょう。おすすめ記事では心理学に関する記事をご紹介しています。是非見てください。

 

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