化学基礎【原子の構造】 原子 原子殻 イオン 原子の陽性・陰性
原子
原子:ドルトンが提唱した物質を構成する最小の粒
原子核:原子の中心にあり、正(+)の電気を帯びた陽子と電気を帯びていない中性子からできている。陽子の数で原子の種類が決まっている。
電子:原子核のまわりを回っており、負(-)の電気を帯びている。
質量:「陽子≒中性子」・「電子=陽子×中性子の約 1 / 1840」
質量数:陽子の数 + 中性子の数
原子番号 = 陽子の数 = 電子の数(イオンになると変化する)
同位体(アイソトープ):同じ元素の原子であるが原子核中の中性子の数が異なるために、質量数の異なるもの。同位体どうしの化学的性質はほとんど同じである。
原子殻
読み:殻(かく)
電子殻の公式:2n*( * = 二乗)「内側からn番目の電子殻に入る電子の最大数」
最外殻電子:最も外側の電子殻にある電子
価電子:原子内の最外殻の電子殻をまわっている電子のこと。化学反応に参加する電子で原子の性質を決める。18族(最外殻電子が8個)の原子では0でその他は最外殻電子の数に等しい。
原子の構造まとめ文
原子はその中心に存在する原子核と、その周りを取り巻く電子から構成されている。原子核はさらに正の電荷(+)を持つ陽子と電気的に中性である中性子からできている。
各元素の原子では原子核中の陽子の数は決まっており、その数を原子番号という。
また、陽子と中性子の数の和を質量数という。ある原子の原子番号をZ、質量数をAとすると、中性子の数Nは、N=A-Zと表せる。
イオン
イオン:電気(電荷)をもつ粒子のこと
陽(-)イオン:+の電荷をもつイオン
陰(+)イオン:−の電荷をもつイオン
電離:物質が水溶液中で陽イオンと陰イオンに分かれること
族:周期表の縦列
周期:周期表の横行
原子の最外殻から電子を1個取り去るために必要なエネルギーのこと。周期表の左下に位置する元素のイオン化エネルギーの値は小さい傾向があり、陽イオンになりやすい。
電子親和力
原子が1個の電子を受け入れるときに必要なエネルギーのこと。18族元素を除いて周期表の右上に位置する元素の電子親和力の値は大きい傾向があり、陰イオンになりやすい。
原子の陽性・陰性
原子の陽性
原子核に電子を引きつける力が小さく、陽イオンになりやすい性質のこと。周期表の同じ族の典型元素では、原子番号が大きくなるほど陽性が強い。
原子の陰性
原子核に電子を引きつける力が大きく、陽イオンになりやすい性質のこと。周期表の同じ周期の典型元素では、18族元素(貴ガス)を除いて原子番号が大きくなるほど陰性が強い。
記事を読んでいただきありがとうございます。
化学基礎と、完全に自分の勉強用の投稿です。
もし、間違いなどがあれば教えていただけると嬉しいです。
化学のテスト対策なのでテストが終われば今までのような記事を投稿する予定です。